gecko's blog

水中写真でコンデジの限界に挑戦!

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◎  ガチャぐちひろしメイキング 

多くの方にご覧になっていただき感謝の至りです。
アクエリアスダイバーズのスタッフのみなさまに手伝っていただき、
なんとか完成までこぎつけることができました。
感謝の意をこのメイキングにてお伝えしたいと思います。



ガチャ口ひろし 完成までの軌跡





1~2日目  絵コンテ披露



実はガチャ口ひろしの構想は前回のセブからの帰国直後からあった。
初のスライドショー、ガチャピンチャレンジを拓ちゃんに見てもらった後、
様々なシチュエーションでのガチャピン写真を撮らせていただき、
インスピレーションが最高潮に達していたDIは、
帰国直後からその構想を実現するために絵コンテの制作に取り掛かった。

ふつふつと湧き上がるアイデアに、筆は進む。
絵コンテは完成した。
その絵コンテを携え、再びアクエリアスダイバーズの門を叩く。

1日目の午前中2本を潜り終え、休憩所で絵コンテを上映する。

反応はどうだろう?
すべっているかもしれない。
若干の不安が脳裏をよぎる。
だが、オーナーの白石氏がピタリとはまるシチュエーションを案内してくれると言う。
楽しみだ。

この日は歌詞とは関係ないガチャピン写真を何枚か撮り、
久々のセブの海を満喫した。
そう、あまり急がなくてもいい。
あと一週間もあるのだ。

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3日目  本格的な撮影開始


この日はナルスアンへ遠征した。
ナルスアンの桟橋下には、大量のスズメダイがいる。
このスズメダイを使って、ピラニアにかまれるガチャピンを演出するのだ。
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スズメダイを誘い出すために、ご飯粒を持ち込む。
ガチャピンの手に米を仕込み、そこに食いつかせるのだ。

ところがこれは失敗だった。
魚たちは水中に浮かぶエサには敏感に反応するが、
海底に落ちた米にはまったく興味を示さない。
まずい。早くもプロジェクトに暗雲が立ち込める。
だが、この場で右往左往しているわけにも行かない。
とりあえずこの場を後にし、またも歌部分ででは使わないシーンの撮影に転じる。

ぶんぶくん、ガチャピン、スポンジボブの三つ巴。
P9300755.jpg
そこにさらにキラメルの要素を付け足す。
こういう遊び心が大切だ。

さらに、このシーン。
P9301144.jpg
私の得意技塩ビームライフルによるスヌート撮影だ。
このシーンを撮影しているのに気づいた白石氏は、
私の姿を見て瞬時に思考を理解してくれた。
スヌートで股間を狙う私と、弱いスポットライトでガチャピンの顔を狙う白石氏。
以心伝心とはこのことである。



そして3本目のマリドンゴンケーブ。
ここに、毒グモにおあつらえ向きのホシゾラワラエビがいるという。
オ^バーハングした岩についたイソバナは、
洞窟のイメージにぴたりと一致する。
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白石氏の巧みな誘導により、このシーンで必要となる3枚のカットを得ることができた。
一歩前進である。



4日目  軌道に乗る撮影



4日目は砂地のポイント、ホワイトサンドである。
私が初めてセブで潜ったポイントであり、思い入れが深い。
この地で撮影を進めることが出来るのに、否が応でも胸が躍る。

この日のメイン撮影シーンは、ジャングルを進むガチャピンと、
溺れている原住民のシーンである。

ストップモーション用の写真を撮りためる。
PA011323.jpg
計算では8枚のカットが必要になるが、多めに10数枚を撮影しておく。
ストップモーションを撮影するのは初めてであったため、最初はうまくいかない。
無意識に被写体を負ってしまい、手が動いてしまうのだ。
これでは前に進む様子が伝わりづらい。
そこで、画面隅に目印となる石を置き、そこへアングルを固定することにした。
さらに、マニュアルフォーカスを使用し、ピントも固定する。
これでうまくいくはずだ。

ジャングルを進むガチャピン。
PA011347.jpg
アマモの群生をかきわけるようにアングルを下げて撮影する。
このアングルは通常では不可能なため、白石氏が穴を掘り、
カメラを仰角で構えられるようにしてくれた。
さすがのアシストである。

ガチャピンを食らうぶんぶくん。
PA011383.jpg
いつの間にか白石氏の手には巨大なぶんぶくんが握られていた。
両手であまるほどの大きさだ。
このカットは、後々私に大きなインスピレーションを与えることとなる。

すると突然頭の上から怖いクラゲが流れてくる。
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私は一気に水深-3mまで駆け上がり、撮影に没頭した。
素晴らしいシーンとの遭遇だ。
この撮影をしている間、白石氏は『底なし沼』を演出してくれていた。

底なし沼にはまる原住民。
19-1.jpg
アマモの隙間からのぞくようにアングルを取り、雰囲気を作る。

溺れる原住民は笑っている。
20.jpg
実は、この原住民のシーンはティティンさんを起用することも考えていた。
砂に埋もれ笑っているティティンさん。
しかもそこは海の底だ。
想像しただけで実に面白い。
だがティティンさんには他に見せ場がある。
ここはやはりぶんぶくんが適役である。

白石氏の演出。
19-2.jpg
この2カットを撮影して満足していたが、
白石氏のインスピレーションは止まらない。
ガチャピンを救助に走らせた。
私には考え付かなかったアイデアだ。
ロマンティックが止まらない。

他にもフラッシュ部に使える写真が多く撮れた。
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特にウミヘビに襲われるガチャピンは秀逸である。
だが、このプロジェクトはあくまでも
『やらせ』であることを強調しなければならない。
泣く泣くこのシーンはフラッシュ部へ入れることとなった。



5日目  休息



長いフィリピン滞在の合間に、一日休息日を設けた。
窒素を抜くこと、長い滞在で薄れる緊張感を取り戻す。
色々な意味があったが、もうひとつ目的がある。
白骨の調達だ。
ホテルの近くでバタバタを拾い、ガイサノ・グランド・モールを目指す。
モール内をくまなく探すことで、ようやく白骨を見つけることが出来た。
ドクロの装飾がついた、パンク風の皮ブレスレットである。
このドクロをむしりとり、かばんにしまっておく。
素晴らしいアイデアが脳内をかけめぐった。

しかし、私はひとつの間違いを起こしていた。
バタバタを拾ったのは良かったが、彼らの縄張りが滞在先のホテルに近すぎた。
これより出国まで、私は毎朝・毎晩彼らに付きまとわれるハメとなってしまった。



6日目  失念



ひと時の休息をはさみ、一気に撮影を進めるはずであったのに、
なんたることか、必要なシーンの撮影を忘れ、私は魚を撮っていた。

この日撮影したのはこの2カットである。
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もちろん歌詞部分には使えない。
少し焦りが出てきた。



7日目  予想外の障害



この日を待っていた。
長い日程の中、この日だけはゲストが私ひとりとなった。
この時を逃す手はない、我々はマリドンゴンケーブへと向かう。
歌詞が始まるシーン、ガチャ口ひろしが洞窟へと潜入する期待感を煽るシーンだ。

カメラマンと照明さん。
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私と白石氏が交代で撮影を行う。
実にスムーズにことは運んだ。
モデルが人間なのだ。
スムーズに進まぬはずはない。

次は、カメラマンと照明さんを背景に、ガチャピンを撮影するカットである。
もちろん我々ふたりはファインダーに収まらねばならない。
そこで、ティティン氏に撮影をお願いする。

私が露出・ガチャピンの位置を決め、白石氏が全体の演出を手がける。
撮影はものの数分で済むはずであった。
だが、敵は味方の中にいた。

PA042144.jpg
ピントがずれるのは仕方がない。
だが、見切れている。我々が。

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しまいには白石氏を追い越して、なおもシャッターを切り続けるティティン氏に、
白石氏の拳骨が振り下ろされていた。

撮影開始から既にそうとうの時間が経過している。
ナイトロックスを使用している私と白石氏はともかく、
エアー使用のティティン氏はもう限界だ。
浮上しよう。

動かないサソリ。
PA042233.jpg
気を取り直し、サソリのシーンを撮影する。
このシーンは短いので、1カットで十分だ。
こういうシーンでは、スヌートの威力は絶大である。
あとは、あのカットを一枚撮れれば。

船に上がり、ティティン氏に練習をしてもらう。
PA042339.jpg
30分ほど練習してもらい、精度が高まってきた。
これならいけるだろう。
白石氏の提案で、今度はケーブ入り口でなく、ケーブ内奥の岩穴で撮影をすることになった。
この場所であれば、着底でき、また周囲の環境も手ごろなためうまく撮影できるそうだ。

PA042413.jpg
だがやはり見切れる。

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何故だ。

PA042440.jpg
だが、ようやく3桁撮影した中に2枚だけ三者が納まっている写真があった。
これを使おう。

さて、以外にも手間取ったが、ガイドを独占しなければならない撮影は終わった。
あとはなんとかなるだろう。

不思議の国のガチャ。
PA042608.jpg
今回のプレジェクトとは異なるが、この様な写真も撮影した。
抗えぬほどの激流の中撮影したこの一枚。
一生忘れ得ぬこととなるだろう。



8日目  ラストスパート



この日もホワイトサンドへ向かう。
先日のダイオウぶんぶくんを使ったストップモーションと、
『道』を撮影するためだ。

ジャングルを歩くガチャピン。
PA052742.jpg

そこへ現れるぶんぶくん一味。
PA052757.jpg

哀れガチャピンはダイオウブンブクンの生贄に。
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最高のシーンが撮れた。
白石氏のアシストも素晴らしい。
最初の構想よりも素晴らしいものが出来上がるという確信が沸いてきた。

道には何故かタイヤの後がある。
PA052786.jpg
タイヤの後の再現はかなり難しい。
そのため、白石氏の提案により、石畳を作成することに。
かなり大掛かりなセットを用意してもらった。

新人類。
PA052814.jpg
ここでティティン氏の登場だ。
ティティン氏には絶対に登場して欲しかった。
やはりこの配役は適役であったと思う。

ヘビに襲われるガチャピン。
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岩の隙間へとオイランヨウジを誘導してもらう。
絶妙な体捌きでオイランヨウジの動きをコントロールする姿には息をまく。

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ガチャピンは角度によって様々な表情を見せてくれるため、
モデルとして非常に素晴らしい。
配置の仕方ひとつで喜怒哀楽を表現できる。

残すところはピラニアのシーンのみとなった。
果たしてうまくいくだろうか。
ここまで来たのだから、前編セブでの写真を使いたい。



9日目  最後のピース



今日が最終日だ。
狙うは最後のピース、ピラニアにかまれるガチャピンだ。
白石氏のガイドの下、ナルスアンの桟橋下へ急ぐ。

ロクセンスズメダイに白羽の矢は立つ。
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ガチャピンは猛烈な攻撃を受ける。
だが、なかなかその瞬間を切り取るのは難しい。

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ピラニアにかまれる。
PA063093.jpg
だが、撮れた。
素晴らしい一枚を手にすることが出来た。
これで安心だ。
あとは、いかに編集するかだ。
素材は十分だ。調理の腕が試される・・・・・・





ほんま、拓ちゃん、ティティンさん、ありがとう~~~!
ご一緒したゲストのみなさんもありがとう~~~!
スライドショーを見てくださったがた、ありがとう~~~!
そして、すべてのチルドレンに、おめでとう!







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