gecko's blog

水中写真でコンデジの限界に挑戦!

◎  スヌート水中写真の極意③ ストロボの使い方 

スヌート水中写真の極意

全国のスヌーティストども~!
怒涛の勢いで更新が続く『スヌート水中写真の極意』の時間です。

前回はカメラの設定方法について触れましたが、
今回はスヌートの一番難しい部分、ストロボの当て方についてです。



①3種類のストロボ保持方式
  自分に合った使い方を見つけよう!


通常の水中写真撮影でもカメラに対してストロボをどの位置に持ってくるかは
作品の良し悪しを決める上でとても重要な要因ですが、
その固定方法はクランプを締めて動かないようにするだけで済みます。

ところがスヌート撮影ではその固定方法自体が撮影の意図や
シチュエーションによって変わるのが面白いところ。
僕の中でその固定方式を3つに分類してみました。



【クランプ固定式】
最も一般的な保持方法。
普通にクランプを締めて固定するだけ、つまり通常撮影のときと変わりません。

最初に撮影距離を決めておき、その位置に光が当たるようにストロボの角度を
調整します。
あとは最初に決めた撮影距離に被写体が入るようにカメラを持っていく感じ。

当然カメラを前後に動かせばストロボも一緒に動いてしまうため、
被写体と照射位置がずれないようにフォーカスロックやマニュアルフォーカスを
使って、カメラを動かさずにピントを合わせる必要があります。
そのためAF性能やMFのパフォーマンスの高い一眼レフに向いた保持方法です。

撮影距離さえ変えなければ常に同じ場所に照射できるため
動かなかったり動きの鈍い被写体に対しては滅法強く、
スズメダイなどの一定の範囲を泳ぎ回る被写体にも対応可能という万能型。

一度セットすれば、あとはフォーカシングに集中できる気軽さはあるのですが、
被写体を変えたときに再度ベストな固定位置を見つけるのに
『撮る・プレビュー・ゆるめる・締める・・・・・・』の一連の作業を
何度か繰り返さなければならないのが面倒なところ。



【フレキシブル方式】
クランプ固定式とは逆に、アームをダルダルに弛めておき、
ストロボを直接手で持って照射位置を決める方法です。

スヌート撮影時の低露出ではモニターが視認不能になり
MFやフォーカスロックが使えず性能の低いAFに頼らざるを得なくなるという
コンデジの宿命から編み出された方式ですが、
逆に軽量なコンデジだからこそ可能なスタイルかもしれません。

ストロボの向きを決めるのが非常に難しく、かなりの熟練が必要になりますが、
照射位置がずれていた場合に微調整をかけやすいというメリットがあります。
また、あらゆる角度から照射可能なので撮影の幅が広がるります。

ただし、右手でカメラ、左手でストロボを持ってしまうと他に何もできなくなって
ライトや日傘を持つ手が足りなくなるのがデメリットになります。


ちなみに僕はほとんどこのスタイルで撮影しています。



【三脚方式】
被写体に向けてストロボを三脚で固定してしまう方法。
一度セットしたらあとは通常の水中写真と同様にアングルや撮影距離を
自由に変えられるのが最大のメリット。

ただし、被写体が動けばストロボは置き去りにされてしまうため、
全く動かない被写体にしか使えないという大きなデメリットもあります。


僕は『月影』使用時のみこの方式を採用しています。



②狙った場所にストロボを当てるには
  まあぶっちゃけ言うと根性だよね・・・・・・


もう目次が全てで終わっちゃってるんですが、慣れしかないです。
でもそれだけだとこの連載やってる意味がなくなっちゃうのでいくつかコツを。


・ファインダーを覗かずに目視で調整

・カメラを構える前にストロボの向きを決める


ファインダーを覗きながらではなく、カメラから顔を離して目視で調整するのが一番。
特にファーストコンタクト時は目視でスヌートの先端が被写体へ向くように
だいたいの位置を決めてしまってからカメラを構えたほうが効率がいいです。

ファインダーの狭い視野でなく肉眼の広い視野なら、光が大きく外れていても
光の当たったところが見えるから調整する方向も見極めやすいですしね。

こういった点でも、ファインダーではなく背面モニターを見るコンデジは
スヌート撮影に向いています。
普段の姿勢が既にカメラと顔が離れているので、モニター越しの視界と
肉眼での視界を簡単に両立させることができるから。



③照射角度の基本
  これぞスヌート撮影の醍醐味!


やっと技術的なところまでたどり着いた・・・・・・
スヌート撮影は光線が細いため、光源の写り込みに気をつければ、
被写体に対して360度全方位からのライティングか可能になります。

様々な位置からストロボを当てて撮影した写真を使って紹介していきます。

【真上から】
s-P6100052.jpg
一番スタンダードな当て方です。
写真のようにちょっと引き気味に撮影して地面の光を入れてもいいし、
アップで被写体だけを照らしてもOK。


【正面から】
130930_11.jpg
魚の正面顔を渋めに撮るならコレ。
ストロボの向きもX軸とY軸だけ考えればいいので
スヌート撮影の中ではストロボの調整が楽なほう。


【奥から】
P91850331_2_3_4_fused.jpg
背景が入り組んでいて正面や真上からでは余計なものが写りこみそうなときに。
ガラスハゼなど透明な生き物をスケスケで撮りたい時にもオススメ。
ただ、環境的に可能なシチュエーションが限られるのが難点。


【横から】
s-09-05.jpg
狙った被写体だけにピンポイントで当てたいときにオススメ。
周囲にある邪魔な添え物を入れずに狙ったとこだけを撮影できます。
コツはダイレクトに当てる感じじゃなくて、光軸の端をかすめる感じに当てること。



★ まとめ ★


今回は実際に海の中でのストロボの使い方についてやってみました。
ストロボの保持方法は、狙う被写体やシチュエーションによって使い分けることが
望ましいですが、慣れない内にはクランプ固定式を採用するといいでしょう。

照射角度は撮りたい絵によって使い分ける感じ。
今回は4種類を紹介しましたが、これにアングルや構図の違いを加えれば
全く違った撮り方も可能です。


次回は僕の持ってるスヌート技を改めてまとめてみたいと思います~~~。






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