gecko's blog

水中写真でコンデジの限界に挑戦!

◎  フリーソフトで水中写真編集⑤ チリを消す @GIMP 

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第5回目はフォトレタッチの極み、映り込んでしまったハレーションやチリを消す方法です。
根気のいる作業ですが、これをマスターすればお蔵入りになっていた写真も陽の目を浴びられるようになるかもしれません。
でも、一度この作業を覚えてしまうとすべての写真から完璧にチリを消さずにはいられなくなるという諸刃の剣。

今回使うツールは スタンプツール と 修復ブラシ
どちらも選択した部分をコピーして別ところに上書きをするツールですが、スタンプツールは判子のようにコピーした領域を上塗りするだけなので、色味が違うところにコピーすれば当然ものすごく目立ちます。
対して修復ブラシはコピーしてきた領域を上書きするときに、コピー先の色を自動でなじませてくれるので跡が目立ちにくくなるという魔法のツール。

この修復ブラシが優秀すぎるためスタンプツールは普段出番がないのですが、今回は両方を使い分けて説明していきたいと思います。



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★修復ブラシを使ってチリを消す
 修復ブラシとスタンプツールの使い分け


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今回のお題はこちら。


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こんな感じでチリが映り込んでしまっています。
特に尾びれに乗ってしまった白点はかなり目につきます。


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まずは左側のツールボックスから絆創膏マークを選び、 修復ブラシ を使います。


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赤い枠で囲んだ部分で ブラシの形 を 輪郭がぼやけた円 に、
サイズは青丸で囲んだ部分のように 消したい部分より少々大き目 に調整します。
このブラシの大きさは大きすぎれば周りを巻き込む量が多くなり跡が残るし、小さすぎると輪郭周辺が修正しきれずやはり跡が残るので、チリがすっぽり収まって少し余裕があるくらいの大きさが基本です。


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ブラシの設定が完了したら、チリがある部分と同じような色のところを近くから探し  Ctrl + クリック でコピーをします。
コピーが成功するとコピー元にブラシの破線が残りますので、それはそのままに今度は消したい部分を クリック します。


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するとこのようにチリがまるで最初からなかったかのように消えてしまいます。
コツはグラデーションの流れをしっかり見極めることです。
色の濃淡がタテ・ヨコ・ナナメ、同じ方向に流れている場所を見つけてコピーしてきましょう。

背景に写りこんでいるチリは、この作業で簡単に消すことができますが、色がうまく馴染みきらなかった場合には、2度3度とクリックして馴染ませてあげてください。
それでもうまくいかない場合は、作業を戻しブラシのサイズを変えてみたり、コピー元の場所を変えてみましょう。


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次は被写体にチリがかぶってしまった場合の修正方法です。
ボケた背景に写りこんだチリは上記の作業で簡単に消せますが、このようにはっきりピントが合っている部分はかなり手ごわくなります。
しかも今回のケースではチリがかなりの大きさ。

修正ブラシを使うとどうしても周りをにじませてしまうので、細かい鱗やヒレの鰭条などのディテールが失われてしまいます。
そこでこういう場合に役に立つのが スタンプツール です。
修正ブラシ の隣にあるハンコマークをクリックし、 スタンプツール を呼び出します。


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使い方は修正ブラシと同じく最初にコピー元を Ctrl + クリック で指定し、消したい部分をクリックします。

今回のケースでは、まず鰭条と鰭条の間、背景が透けて見える透明な部分を修正していきます。
なるべく鰭条にかぶらないように、チリの左右から少しずつコピーして上書きしていきましょう。


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鰭条を残しヒレの透明な部分は出来上がりました。


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次は鰭条部分です。
今度はまた 修正ブラシ に切り替え、鰭条の角度に気を付けながら、やはり少しずつ上書きしていきます。


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鰭条部分も修正できました。


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全てのチリを消した完成写真。
最初と比べていかがでしょうか。
というか修正したことがわからないほどの出来ではないでしょうか。






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